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AWS re:Invent 2024 現地発レポート!

アメリカ・ラスベガス開催のAWS社主催の世界最大級イベント「re:Invent」に、社内のエンジニアが参加しています。本記事では現地からのレポートをお届けします。発表される最新情報などもご紹介していきます!

目次[非表示]

  1. 1.AWS re:Invent 2024 とは
  2. 2.セッション
  3. 3.ハンズオンラボ
    1. 3.1.Detect,investigate & respond to security scenarios with generative AI
  4. 4.展示
  5. 5.ネットワーキング
  6. 6.続々更新予定!


AWS re:Invent 2024 とは

AWS re:Inventは、Amazon Web Services (AWS) が主催する年次の大規模な技術カンファレンスです。2012年から毎年開催されており、クラウドコンピューティング、AI/ML、データ分析、セキュリティ、IoT、サーバーレス技術など、AWSの最新技術やサービスに関する発表、トレーニング、ハンズオンラボ、ネットワーキングの機会が提供されます。主な目的は、AWSの利用者や開発者コミュニティ、ビジネスリーダーを結集し、クラウドの可能性を最大化する方法を探求することです。

例年、アメリカ、ネバダ州・ラスベガスにて開催されており、2024年は12月2日~6日の日程で開催されています。

  AWS re:Invent 2024 | December 2–6, 2024 AWS re:Invent is a learning conference hosted by AWS for the global cloud-computing community. The in-person event cost $2,099. https://reinvent.awsevents.com/

様々なサービスが発表される、注目のイベントであり、世界各国から数万人の参加者が集う、熱気を帯びたイベントです。

re:Invent 2024内で発表される新サービスは、こちらの記事の中で随時アップデートされています。

  Top announcements of AWS re:Invent 2024 | Amazon Web Services Don't miss our biggest announcements! Visit this post throughout the week to stay up-to-date with quick recaps and links, organized by category, for all the most important AWS product news. Amazon Web Services


セッション

re:Inventでは、複数のKeynoteが開催され、最新サービスの発表が行われるほか、数多くの技術セッションが開催されています。

Kyriosブログでは、注目のセッションのレポートを随時アップしてまいります。

  生成AI関連サービス続々登場のCEO Keynote | AWS re:Invent 2024 現地レポート AWS re:Invent 2024での注目のCEOによるKeynoteでは、最新の技術革新とサービスの発表が行われ、特にAWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」に合わせたアップデートが目立ちました。本レポートでは、今回発表された新しいサービスの概要を紹介します。 Kyrios Webサイト
  データ活用ビジネスの加速へ - データ&AIのVP Keynote | AWS re:Invent 2024 現地レポート AWSのAI・データ担当バイスプレジデントであるDr. Swami Sivasubramanian氏 によるKeynoteでは、強力なデータ基盤を活用して顧客に革新的で差別化されたソリューションを提供する方法について語られました。特に、生成AIを含む多様なユースケースを通じて、ユニークな顧客体験を創造するためのデータの活用法が紹介されました。本記事では、新サービス発表や紹介されたトピックをお届けします。 Kyrios Webサイト
  AWSのSimplexityの追求 | AWS re:Invent 2024 現地レポート AWSのVP兼CTOであるDr. Werner Vogels 氏が、ますます複雑化するシステムを管理するために学んだ重要な教訓と戦略について講演したKeynoteの様子をご紹介します。AWSが大規模な分散システムを構築した経験に基づいて、複雑さを受け入れるための基本原則について探り、システム設計や運用におけるシンプルさと複雑さの関係を深く掘り下げました。 Kyrios Webサイト
  CloudFormationとCDKで実現するIaCのセキュリティガバナンス | AWS re:Invent 2024 現地レポート AWS re:Invent 2024におけるセッション「DOP203 | Governance and security with infrastructure as code」では、インフラストラクチャをコード化する(IaC)ことで、セキュリティガバナンスと生産性の両立を図る方法が紹介されました。本記事では、そのセッションのレポートをお届けします。 Kyrios Webサイト
  AWSのセキュリティ文化と、新機能情報 | AWS re:Invent 2024 現地レポート re:Invent 2024のセッション「Security Insight and Innovation from AWS」の参加レポートです!このセッションでは、AWSがどのようにセキュリティを進化させ、組織文化として根付かせているのかの紹介や、新機能の発表がありました。セキュリティ文化やその価値感、最新技術の方向性を学ぶことができました。 Kyrios Webサイト
  MLOpsエンジニアリングの導入 | AWS re:Invent 2024 現地レポート AWS re:Invent 2024のセッション、「Introduction to MLOps engineering on AWS」の参加レポートをお届けします。このセッションでは、機械学習(ML)ワークフローに、DevOpsスタイルのアジリティを取り入れる「MLOps」について紹介されました。特に、データエンジニア、データサイエンティスト、ソフトウェア開発者、運用チーム間の課題を克服するためのツールや自動化、プロセス、チームワークの重要性が強調されました。 Kyrios Webサイト
  公共部門のAI/MLによるイノベーション | AWS re:Invent 2024 現地レポート 近年、公共部門におけるAIおよびML(機械学習)技術の導入が進んでいます。この動きは、公共機関がより効率的かつ効果的にサービスを提供し、最終的には人々の生活を向上させることを目指しています。本記事では、AWS re:Invent 2024でのセッション「Igniting Public Sector Innovation for a Better Tomorrow」で取り上げられた、アメリカでの医療・気象予報の事例を中心にご紹介します。 Kyrios Webサイト
  AI時代のセキュリティ ”期待と過信” | AWS re:Invent 2024 現地レポート AWS re:Invent 2024でのLightening Talk (LT)から、「AIとサイバーセキュリティ」に関するセッションの内容をご紹介します。「アドバーサリアルアタック」や「AIデータポイズニング」など、AI時代ならではの新しい攻撃手法など、これからのセキュリティ対策に求められることを知ることができました。 Kyrios Webサイト
  クラウドデータの攻撃手法と防御 | AWS re:Invent 2024 現地レポート クラウド環境におけるデータの安全性がますます脅かされています。2022年には、特に、クラウドテナントの94%が毎月のように攻撃の標的となり、62%が実際に侵害を受けたという衝撃的な統計が示す通り、サイバー攻撃は日常的な脅威となっています。そんな中、AWSパートナーであるRubrikによるセッション「Ensuring data defensibility in the cloud」では、クラウドデータの防御戦略について深く掘り下げられました。 Kyrios Webサイト
  Amazon SageMaker Unified Studioによるデータ分析とAIの融合の未来 | AWS re:Invent 2024 現地レポート 注目の「Amazon Sagemaker Unified Studio」での実際のデモが紹介されたセッション「Beyond boundaries: Converging analytics and AI to reshape the future」のレポートをお届けします。このセッションでは、データワーカーの行動が進化し、データ分析とAIの境界が曖昧になる中で、どのように信頼できる洞察をリアルタイムで得ることができるのか、そしてAWSがどのようにその未来を描いているのかを探求するものでした。 Kyrios Webサイト
  ざっと把握する、AWSデータ分析関連サービス | AWS re:Invent 2024 現地レポート AWSのさまざまなデータ分析関連サービスが紹介されたセッション「Understand your customers better with a modern data strategy」のレポートをお届けします。 データの保存、アクセス、変換、分析、予測を行うためのAWSサービスを紹介し、情報に基づいた意思決定や迅速な対応、新たな機会の発見を可能にする方法が紹介されました。 Kyrios Webサイト

​​​​​​​​​​​​​​公式サイトで一部のセッションはストリーミング配信されていますので、ご興味のある方は直接ご覧になってみてください!


ハンズオンラボ

また、セッションのみならず、インタラクティブなハンズオンラボも開催されています。

ここでは、弊社のJapan AWS Jr. Championsであるエンジニアが参加したハンズオンラボの一例をご紹介します。

Detect,investigate & respond to security scenarios with generative AI

概要
AWSが提供する生成AIアシスタント「Amazon Q」を用いたアプリ不具合の特定と解決に関するワークショップ。このワークショップは、SREやセキュリティエンジニア、アーキテクトなど幅広い専門知識が求められるレベル300の内容で、不明なユーザーによる多数のSSHログイン失敗が原因でサーバが重くなる事象に取り組むものでした。この不具合では、EC2リソースの追加やセキュリティグループの変更、IAMユーザーの作成が不適切に行われていました。

実際に行ったラボの作業内容
解決にあたっては、Amazon Q Businessのチャット機能を活用し、指示に従いながら原因を調査。VPCフローログを分析し、問題箇所を特定しました。これまでにも経験してきたトラブルシューティング経験に似たプロセスでしたが、Amazon Qは利用中のリソース状況を把握しており、回答や分析がより詳細かつ的確でした。さらに、Amazon Qは他のアプリケーション作成にも利用可能であるため、今後の活用が期待されます。


展示

Expoゾーンでは、数多くの企業がブースを出展しています。こちらも大変な賑わいを見せていました。


ネットワーキング

re:Inventの特徴の一つとして、ネットワーキングも非常に盛んなことが挙げられます。世界各国のエグゼクティブからエンジニアまで、様々な人との関わることができるほか、ネットワーキングディナーなどで、自国の参加者同士での親交を深められるのも、このお祭り的なイベントならではのことです。


続々更新予定!

Kyriosブログでは、現地からのさまざまな情報を続々発信予定です。ぜひご注目ください!


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