公共向け
コスト最適化支援

クラウドコストは、オンプレミスからの移行後、何も対策を取らないと徐々に増大する傾向にあります。実際に、デジタル庁の調査によると、クラウド移行により、ある中核市において、現行のシステムからガバメントクラウド移行により、運用経費が3.8倍になると試算されています*。回線利用料や
運用管理補助委託費といった新たな経費が出現したほか、クラウド最適化がされていないことによる、ソフトウェア関連費用の増加や、クラウド利用料の想定以上のリソース利用などがあります。

これに対し、段階的なクラウドコスト最適化を行うことで、コストの最適化を図ることができます。最適化は、段階別に次の2点に分けることができます。

• クイックウィン最適化 ： 短期的で、構成変更を伴わない最適化
• アーキテクチャ最適化 ： 中長期的で、モダン化などの構成変更を含めた最適化

これらの最適化を実施するための第一歩として、まずはクラウド利用料を正しく可視化することが重要です。

*参考情報：自治体情報システムの標準化・ガバメントクラウド移行後の運用経費に係る総合的な対策について

なんとかガバメントクラウドに移行したものの、絶えないコストの問題。「運用経費の増大に対する対策方法の勘所が掴めない」「デジタル人材の採用は難しく専門家のアドバイスを受けたい」といった課題に対し、コストの可視化や、最適化支援を行います。また、システム導入前の見積もりのレビューにも対応しています。

AWS Cost ExplorerやAWS Trusted Advisor、コスト最適化ハブ(Cost Optimization Hub)などを活用し、クラウドコストをリソース別や時間帯別、期間別など、さまざまな観点で評価し、レポーティングします。これらの結果をもとに、最適化施策をご提案し、今すぐに実施できる施策から取り組むことができます。

コストを可視化し、最適化施策をご提案した後は、最適化施策の実施サポートや、定例ミーティングによる効果測定、そして次の段階の最適化提案…と、一回の実施にとどまらず、継続的に伴走支援し、クラウド利用の段階的な最適化をサポートします。

すでに構築を予定しているシステム構成やリソース計画が妥当かどうか判断したいというご要望には、見積もり内容のレビューも対応可能です。これにより、リソースサイズの最適化やリソースの停止時間の計画、ストレージ容量の最適化、ネットワーク通信量の適正な見積もりなどをご提案できます。

ガバメントクラウドへの移行の他、IaC・CI/CDなどクラウドの特性を生かした設計・構築により、モダナイゼーションの実現を支援します。

Kyriosでは、組織の要件や体制に合わせた運用設計、標準化された運用品質、コスト見直しなど継続的なシステム運用に向けての改善提案など、無理なく続けられる運用を目指し提供しています。

複数のASP事業者や、ネットワーク事業者など、ガバクラ運用において関わる複数の事業者間の連携を担当。コスト按分などの調整など、煩雑な事務作業もお任せください。