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「RDSとAuroraの特徴」と「Amazon Bedrockを使ったAI営業練習ツール」@Builders’ Fair | AWS Summit Japan 2025 新人参加レポート

「AWS Summit Japan 2025」に参加したJTPの新入社員によるレポート記事、第四弾をお届けします!今回のトピックはAWS Expoエリア内のAWS の最新テクノロジーを学ぶことができる「AWS Village」の中から、「Data」エリアで見た「Amazon RDS」「Amazon Aurora」「Amazon Aurora DSQL」についての学びと、「Builders’ Fair」で紹介されていた「仮想人格に向けた営業練習ツール"RenSure"」をご紹介します!

 

 

レポート① 初心者がAWS Summit 2025に参加!~RDS、Auroraについて編~

初のAWS Summit

はじめまして!JTPの新入社員です。

私は、AWS Summit Japan 2025の2日目に参加させていただきました。

AWS初心者の私が、AWS Expo内のAWS Village「Data」のエリアで見てきた、データベースの内容を、レポート記事として書かせていただきます。

  

AWS Village の Data

データのブースは連絡口のすぐ左にありました。

データベースやストレージといえば、AWSで構築を行う際に必要不可欠な存在です。私も、AWSの認定資格であるAWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA)の勉強をしている際に幾度となく目にしました。

しかし、勉強しながら「たくさんあってよくわからない」と思うことが多々あります。特にデータベースは用途に合わせて様々な種類があり、使ったことがないと区別がつきにくいです。

今回せっかくAWS Summitに参加したので、わからないことについてAWSエキスパートの方に聞いてみました。

  

Amazon RDS と Amazon Aurora の違いについて

まず自分がわからなかったことは、「Amazon RDS」と「Amazon Aurora」の違いについてです。

「どちらもリレーショナルデータベースで、Amazon AuroraはAmazon RDSの一部であり、Amazon Auroraの方が性能が良い分コストがかかる?」といったイメージまでしかありませんでした。

疑問を晴らすべく、これらの違いについてAWSエキスパートの方からいただいた回答を、ご紹介したいと思います。


<Amazon RDSとAmazon Auroraの特徴>

  • Amazon RDS

    • 特徴:データベースエンジンをクラウドにそのまま再現したデータベース

    • 可用性:マルチAZ構成をすると、他AZにディスクを置き、データをコピーする手間がかかる

  • Amazon Aurora

    • 特徴:データベースエンジンをクラウド用にカスタマイズしたデータベースで、パフォーマンスに優れている

    • 可用性:デフォルトでマルチAZ構成であり、6つのディスクがそれぞれ別のAZに設置されている

このように、Amazon Auroraの方が高性能でありますが、それによってコストが高くなってしまうと納得できました。

Amazon RDSもAmazon Auroraも、メリットデメリットがあるため、利用する際は、要件に適したものを選びましょう!

 

Amazon Aurora DSQL

AWS Summitの基調講演やスペシャルセッションで、「Amazon Aurora DSQL」の名前を聞きました。

なんでも最新の分散SQLデータベースサービスであり、スケーラビリティが無制限だそうです。AWSエキスパートの方に聞いた話だと、マルチAZによる高い可用性、インフラ管理不要、素早く構築できる、といった特徴があります。

まだ2025年5月に一般提供が開始されたばかりなので、今後どのように使われるか、機能は追加されるかなど期待しています。業務で使うことを楽しみにしています!

 

感想

私にとって、初のAWS Summit参加でしたが、非常に面白かったです。熱気がすごく人も多いため、AWS初心者でも、AWSがどれだけ使われているか、期待されているかを肌で感じることができました。また、AWSを使用した様々なサービスを実際に見ることで、勉強だけでは実感がわかなかった部分の理解の助けにもなりました。

しかし、今回私の知識が足りなかったため、あまり深堀りはできていないように感じます。来年のAWS Summitに行けるならば、もっと知識を増やして、根掘り葉掘り聞きまくりたいと思います。

 

 

レポート② 自由な発想×テクサポ=新たな可能性!?- AWS Expo Builders’Fairを体験してみた。 -

こんにちは!新入社員Hです!今回私は初めてAWS Summitに参加してきました!会場はすごい人の数でとにかく広く、会場の規模感に驚きました!

さて、早速ですが、今回私がメインで回った「AWS Builders’Fair」というエリアについて軽く紹介します。

AWS Builders’Fairとは?

「AI」とか、「Security」とかの単語がはいっていたらどんなジャンルかは想像しやすいですよね?しかし、「Builders’Fair 」って一体何なのでしょうか?

AWS 公式サイトによると…

"遊び心溢れるテックの祭典"、それが AWS Builders' Fair です。来場者の皆様は自由に各ブースを巡り、AWS のエンジニアが創り上げたイノベーティブな作品を体験いただけます。このエリアでは、最新の AWS テクノロジーを活用しながらも、誰もが直感的に理解できる形で展示をご用意しています。生成 AI、IoT、サーバーレスなど、AWS テクノロジーを自由な発想で組み合わせた作品の数々を、ぜひ体験してください。

Expo - AWS Summit Japan 2025 より

とありました。

要するに、「テクノロジーの文化祭」といえるかもしれませんね。 AWSのエンジニアや開発者たちが、自分たちの技術や創造力を活かして作ったユニークなプロジェクトを展示する場というわけなのです。

15個ほどブースがありましたが、特に私の配属先であるテクニカルサポート(以下:テクサポ)で活かせそうだ!と思ったブースを1個紹介します!

 

音声、画像から生み出した仮想人格に向けた営業練習ツール"RenSure"

このブースはなんぞや?といいますと、「仮想の相手に向けて実践的な営業の練習を行うツール」なのです!元々、保険会社からの要望で作られたツールらしく、相手の情報(年収や家族構成etc.)を入力し、相手に合った保険プランの提案ができているかフィードバックを行うツールのようです。

バックエンドに生成AIツール「Amazon Bedrock」の、人格生成用モデル、会話用モデル、評価・判断用モデルを利用し、リアルな営業練習を実現します。エージェントは、人格データの加工、商材資料の検索、評価資料の参照を行うために、次のツール群を利用していました。

  • Amazon S3: データの保存と管理
  • Amazon Transcribe: 音声データをテキストに変換し、分析を支援
  • OpenSearch: Amazon Bedrockへのナレッジベース

これにより、ユーザーは顧客に対して適切な保険プランを提案し、その提案が効果的かどうかのフィードバックを受けることができ、営業スキルの向上を図ることができるということでした。

 

どこがテクサポに活かせるの?

まず、テクサポとは、製品を使っているお客様の困りごと(問い合わせ)に対して、調査・検証を行い回答を行うのがメインの仕事です。つまり、人対人(コミュニケーション力や問題点をうまく聞きだす力)のスキルが重要といえます。

このツールはあくまで営業向けですが、対人スキルという点では共通と考えた私は、テクサポ業務にも活かせるのでは?と思い、ブース担当者の方に、以下の2つの質問をしました。

  • シナリオをいじれば他の業種にも活かせるの?

  • このツールは会話型だけど、カスタマイズ次第で、テキストベース(メールなど)でのやりとりという前提でフィードバックできるの?

    →答えはどちらも「YES」でした。

実際テクサポでも、回答の方向性(お客様が欲しい回答)に沿っているかがかなり重要になってきます。困りごとに対して全く違う方向性(的外れ)の回答を行ってしまうと、顧客満足度は当然下がってしまいます。

また、メールなど、テキストベースでのやり取りの際の正しい言葉遣いや文章力に関するフィードバックも、カスタマイズ次第では可能だそうです。もし、このツールを基にしたケース対応(実際の問い合わせ対応)研修に活かせると、より実践的な研修もできますし、研修に係る時間や人数を削減できるのではないかと思いました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は新入社員として初めてAWS Summitに参加しましたが、とにかく会場の規模感に驚きました!

今回紹介したブースの他に一見関係ないようなジャンルからでも、自分たちの業務との共通点を探すことで、意外な分野から業務に活かせそうなアイデアをいくつか得ることができました!

ノベルティとして、クッションを貰えたりしたので、皆様も是非参加してみてはいかがでしょうか!?
 

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