「なぜHarmonix on AWSが便利なのか?」と「キャベツとレタスを見分けるメガネ」体験レポ | AWS Summit Japan 2025 新人参加レポート
JTPの新入社員による「AWS Summit Japan 2025」参加レポート記事、第六弾です!今回のトピックは注目されている開発者ポータル「Harmonix on AWS」についてと、「New to AWS」で体験したゲーム「冒険者よ、AWS の力を解き放て!」や、「QuizKnock 作成!生成AIで現実世界のモノを判別しよう」でキャベツとレタスを見分けるメガネの体験記をお届けします!
レポート① 開発と運用をつなぐ「Harmonix」とは!
今回私は、AWS Summit Japan 2025 の Expo 会場にある「Cloud Native」ゾーンに行ってきました。そこで実際に話を聞いた内容をご紹介したいと思います。
何があった?
Cloud Native の展示では、Amazon ECS、Amazon RDS、Amazon S3、AWS Lambdaなど、AWSの代表的なサービスが紹介されていました。どれも現場でよく使われるものばかりで、改めてその便利さを実感しました。
他にも、Amazon CloudWatch Logs の送信仕様変更や、生成AIを活用した対話型クラウド環境「AWS MCP Servers」など、面白いアップデートがいろいろありました。
その中でも特に印象に残ったのが、「Harmonix on AWS」というサービスです。
Harmonix on AWSって何がすごいの?
Harmonix は、アプリケーションの開発や運用を効率よく進めるための仕組みです。導入することで、開発スピードが上がったり、運用の手間が減ったりといったメリットがあります。
なぜそんな仕組みが必要なのかというと、アプリケーション開発には「開発者」と「インフラエンジニア」という、立場も専門も違う人たちが関わっているからです。開発者は主にプログラミングやアプリケーションのロジックに詳しくて、インフラエンジニアはクラウドサービスやコンテナ技術(ECSなど)に精通しています。お互いの知識領域が違うので、連携がうまくいかないと、開発や運用に時間がかかってしまうこともあります。
Harmonix は、そういったギャップを埋める役割を果たしてくれます。たとえば、インフラエンジニアがあらかじめ用意したテンプレートを使って、開発者が自分で必要な環境を簡単に立ち上げられるようになっていたり、統一されたポリシーのもとで作業できるようになっていたりします。
これによって、開発者はインフラの細かい設定に悩まされることなく、アプリケーションの開発に集中できるようになります。
アーキテクチャ図を見て感じたこと
展示では、Harmonix on AWS を使って構築されたアーキテクチャ図も紹介されていました。

その図を見てまず感じたのが、「あ、Okta(シングルサインオン)や Active Directory との連携って、こんなに簡単にできるんだ!」という驚きです。今までだと、こういった外部サービスとの連携って結構手間がかかるイメージがあったんですが、Harmonix を使えば AWS 上でスムーズに統合できるようになっていて、「これは便利だな…」と素直に思いました。
それと同時に面白いなと感じたのが、「ギャップを埋める」と「作業を分ける」という、ある意味で逆のことを両立している点です。
最初はちょっと矛盾してるようにも思えるんですが、実際にはそれぞれの役割がちゃんと整理されているからこそ、連携がスムーズになるんですよね。誰が何をやるべきかが明確になっているので、無駄な確認や、やりとりが減って、結果的に全体の効率が上がる。図を見ながら、「ああ、こういう仕組みがあると現場は本当に助かるな」と実感しました。
まとめ
私自身、インフラとアプリケーション開発の両方を経験してきたので、こういったサービスのありがたさを感じました。今までは、どちらかが相手の領域に踏み込まないといけない場面が多かったですが、今はそれぞれの専門性を活かしながら、うまく連携できる時代になってきているんだなと感じました。
AWS をはじめとするクラウドサービスの進化によって、開発も運用もどんどん便利になってきているなと実感しました。今回学んだサービスは、開発者とインフラエンジニアの作業を明確に分けつつ、協力を促進できる仕組みが整っていて、本当に便利だなと思いました。
レポート② 新入社員参加レポート:AWS Summitでの冒険
こんにちは!先日、私はAWS Summitに参加してきました。このイベントは、私にとって新しい技術を学ぶ貴重な機会であり、楽しい冒険のような体験でした。今回は参加したブースの内容や感想をお届けします。
冒険者よ、AWS の力を解き放て!サーバーレス、ストレージ、生成 AI の力で伝説の剣を手に入れよう
まず最初に体験したのは、「冒険者よ、AWS の力を解き放て!」のブースです。ここでは、サーバーレス、ストレージ、生成AIの力を使って、伝説の剣を手に入れるというゲーム形式でAWSサービスを体験しました。

サービスのモチーフを活かしたストーリー
ブースの中では、Amazon S3、Amazon Bedrock、AWS Lambda、AWS Step Functionsという4つのサービスが敵キャラクターとして登場。各サービスにちなんだクエストを通じて、私たちは「業務課題」というラスボスを倒しに行くという面白いストーリーが展開されました。
敵を倒すたびに、そのサービスの特徴や利点について詳しく教えてくれるので、楽しみながらAWSのことを学ぶことができました。例えば、AWS Lambdaの説明の際には、サーバーレスアーキテクチャのメリットが具体的な事例を交えて紹介され、即座にスケーラブルな処理が実現できる点を知ることができました。
QuizKnock 作成!生成AIで現実世界のモノを判別しよう
次に体験したのは、「QuizKnock 作成!生成AIで現実世界のモノを判別しよう」というブースです。QuizKnockのふくらPさんは、野菜が苦手でキャベツとレタスの見分けがつかないということで、ここでは、VRゴーグルを使って、目の前に表示される野菜がキャベツかレタスかを判断するというチャレンジが待っていました。
生成AIとAWSのコラボレーション
このアプリはAWSで開発されており、生成AIサービスAmazon Bedrockを活用して、野菜の判別を行っていました。さらに、Amazon Pollyを使用して音声でのフィードバックも受け取れるのが印象的でした。自分が生成AIを使って何かを判断する立場になれるという体験は、普段の業務にも役立つ技能だと感じました。実際にVRゴーグルを装着し、目の前の野菜を見つめた瞬間、「これはキャベツ!」と判断でき、技術の進化を実感しました。
