ガバクラ支援ソリューション
ファイル連携アカウント導入/認証認可サービス


システム間のAPIとファイル連携を設計し、認証・認可の一元管理を実装

地方公共団体の情報システム間で、API連携やファイル連携の
設計・構築を行い、業務アクセス時の認証・認可を一元管理します。

アカウント・
認証機能の設計構築

  • 共通機能アカウントの設計・構築
  • 認証認可機能の設計・構築
  • アクセス時の名前解決方法策定
  • アクセス制限のルール規定と実装

ストレージ・ファイル連携の設計構築

  • オブジェクトストレージの設計・構築

  • ファイルサーバの設計・構築

  • 複数プロトコルを利用したファイル連携方式の実装

ログ管理・可視化

  • アクセスログ・連携ログの取得と保存

  • 各システムで利用するオブジェクトストレージごとの利用料の可視化

運用支援

  • ファイル連携・認証認可テストの支援

  • 運用支援

ファイル連携によるガバメントクラウドの「庁内データ連携」

ガバメントクラウドの利用において、庁内データ連携は重要な要素です。デジタル庁が規定したガイドラインに則り、効率的なファイル連携と適切な認証認可を行うことが求められています。具体的には、ガバメントクラウド上の「庁内データ連携機能」が、標準準拠システム間でのデータ送受信を円滑に行うための基盤を提供します。この機能では、RESTによるAPI連携やファイル連携の方式が指定されており、セキュリティを確保するためには共通の認証認可方式の導入が必要です。

こうしたアプローチにより、システム全体が標準化され、異なるシステムやクラウド環境間でのデータ連携が容易になります。特に、オブジェクトストレージを利用したファイル連携によって、暗号化された通信を通じたデータ連携が可能となり、庁内での情報共有が円滑化されます。最終的には、多様な業務システム間での一貫した認証と権限管理が実現され、効率的なシステム運用が期待されます。

ファイル連携の構成例

ファイル連携アカウント上にオブジェクトストレージを配置し、各システムの処理の結果が出力された CSV ファイルを保管します。連携先のシステムは、保管された CSV ファイルを取得し、必要な加工処理を実行した上で、システムの処理に使用します。また、オンプレミス上のシステムとのファイル連携にも対応しています。

導入から各アカウントの繋ぎ込み、運用支援までサポート

Kyriosの「ガバクラ支援ソリューション ファイル連携アカウント導入サービス」では、必要なアクセス制限を付与したファイル連携の仕組みの設計・構築から、複数システムの繋ぎ込み、安定したシステム稼働のために必要な運用、また、各システムで利用するオブジェクトストレージごとの利用料の可視化などを行います。複数のシステムや事業会社を横断した連携もスムーズに実現することが可能です。

サービスの特徴 01

ファイル連携・認証認可サーバ構築に特化したサービス

デジタル庁のリファレンスガイドに準拠し、必要なアクセス制限を付与したファイル連携の仕組みを設計・構築します。自治体のオンプレミス環境との繋ぎ込みに加え、複数の業務システムベンダーのアカウント間の連携や、他のCSP環境とのマルチクラウド構成にも対応しており、安全なデータフローを実現します。

サービスの特徴 02

各システムで利用するオブジェクトストレージごとの利用料の可視化

ファイル連携アカウント上のファイル連携サーバのオブジェクトストレージや認証認可サーバは、各システムで共同利用しますが、本サービスによってその利用料を可視化することができます。これにより、コスト管理が容易になり、予算の最適化が可能となります。

サービスの特徴 03

安定したシステム稼働のための運用代行・支援

ガバメントクラウドをはじめとするクラウドの豊富な運用経験をもとに、安定したシステム稼働を実現するための運用代行・支援を提供します。24時間365日の監視や障害対応を含む基盤運用管理に加え、定例会の開催や各種依頼作業への対応、品質管理やリスク管理などを実施します。また、リソースの最適化や運用最適化を行い、安心してシステムを運用できる環境を整えます。

サービスメニュー

アカウント・
認証機能の設計構築

  • 共通機能アカウントの設計・構築
  • 認証認可機能の設計・構築
  • アクセス時の名前解決方法策定
  • アクセス制限のルール規定と実装

ストレージ・ファイル連携の設計構築

  • オブジェクトストレージの設計・構築

  • ファイルサーバの設計・構築

  • 複数プロトコルを利用したファイル連携方式の実装

ログ管理・可視化

  • アクセスログ・連携ログの取得と保存

  • 各システムで利用するオブジェクトストレージごとの利用料の可視化

運用支援

  • ファイル連携・認証認可テストの支援

  • 運用支援

サービスで提供するものの例

  • 構成図
  • 基本設計書
  • 運用設計書
  • ファイル連携方式説明書
  • パラメータシート
  • 試験仕様書および結果報告書
  • 操作手順書

ユースケース

統合基盤によるガバクラの認証・ファイル連携支援

地方中核都市において、ガバメントクラウド導入プロジェクトに伴うファイル連携のための認証・認可を統合基盤で実施。認証認可にはKeycloakおよびActive Directoryを、ファイル連携にはAWS S3やFSxを採用し、要件定義から基本設計、基盤構築を約半年で、進めています。基盤構築後は、約15社のASP事業者と連携し、接続試験を通じて業務システム間のファイル連携の実装を支援します。本番運用後はKyriosの運用サービスにて、認証認可用アカウントと基盤運用保守用アカウントのクラウド運用保守を実施します。

構築対象機能

デジタル庁のリファレンスガイドに基づき、次の機能を構築します。

Case 01

API認証認可機能

API認証認可機能は、庁内データ連携を実現するための重要な要素です。この機能により、異なる業務システム間の連携が強化され、安全で効率的なネットワーク環境が構築されます。認証情報管理サービスにてクライアント情報を保管し、認可処理を行うことで、OAuth2.0に基づいた安全なデータ連携が確保されます。
Case 02

職員認証機能

地方公共団体の業務システムにおける職員認証機能は、職員の認証と属性情報の取得を効率的に行う基盤を提供します。この機能は職員認証サーバを介してシングルサインオンを実現します。これにより、セキュアで効率的な職員アクセス管理が実現されます。

Case 03

ファイル連携機能

ファイル連携機能の構築により、提供側業務システムと利用側業務システム間での効率的なファイル転送が実現されます。この機能はサーバーレスコンピューティングサービスを活用して構築され、安全なファイル保管を可能にします。SAMLアサーションを使用し、ファイルのアップロードやダウンロード時の認証を行うことで、ファイルの安全な転送とアクセス管理が確保され、業務システム間のデータ連携がスムーズになります。

Kyriosの公共向けソリューションが選ばれる理由

1  


最新知識を生かしたクラウドネイティブな設計

ガバメントクラウドへの移行の他、IaC・CI/CDなどクラウドの特性を生かした設計・構築により、モダナイゼーションの実現を支援します。

 

2  

運用管理のノウハウ

Kyriosでは、組織の要件や体制に合わせた運用設計、標準化された運用品質、コスト見直しなど継続的なシステム運用に向けての改善提案など、無理なく続けられる運用を目指し提供しています。

3  

第三者の立場で複数事業者の調整を担当

複数のASP事業者や、ネットワーク事業者など、ガバクラ運用において関わる複数の事業者間の連携を担当。コスト按分などの調整など、煩雑な事務作業もお任せください。

関連記事

CONTACT

クラウド活用でお悩みの方は、お気軽にご相談ください

ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください

サービス紹介資料は
こちらから